皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。
先日AI記事でご紹介しました大手印刷会社イセトーで発生したランサムウェア攻撃による被害。金融機関を含む多くの企業や自治体の個人情報が流出し、日本全体に大きな影響が広がりました。今回はその続報です。
イセトーは、9月2日付で、ISMS認証(ISO27001)ならびにクラウドセキュリティ認証(ISO27017)の認証が一時停止になったと発表しました。
同社のリリースによると、今回の事件を受けて審査機関のBSIグループジャパンが特別審査を実施し、その結果、一時停止になったとのことです。
12月に再度特別審査を受信し、一時停止の解除を目指すとしています。
イセトーによるリリース文
https://www.iseto.co.jp/news/news_202409.html
ISMS認証の制度上、大きな情報漏洩事件などを起こした場合に一時停止処分になることはあるのですが、ランサムウェア攻撃の被害により一時停止になった事例は珍しいと思いますので、皆様に共有しておきます。
国内外の企業に対してランサムウェア攻撃が相次いでおり、今回のイセトーだけではなく、KADOKAWA/ニコニコ動画の大規模障害でも原因となっています。ランサムウェア攻撃について、下記の記事に詳しく書いていますので、まだお読みでない方はぜひご一読ください。
この内容が皆さんにとって何かの参考になればと思います。
今後も新しい情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。
プライバシーザムライ
中 康二