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Pマーク取得事業者の事故報告が、各審査機関ではなくJIPDECの「Pマークポータル」に全て集約されました

Pマークポータル「事故報告システム」
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プライバシーザムライ

プライバシーザムライ 中 康二です(オプティマ・ソリューションズ株式会社 代表取締役)。ソニー出身。プライバシーマークとISMSの専門家。個人情報保護/情報セキュリティに関して、最新の情報を皆様にわかりやすく発信しています。

※トップ画像はPマークポータルの「事故報告システム」より

皆さんこんにちは。
プライバシーザムライ中康二です。

プライバシーマーク(Pマーク)制度を運営している(一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)プライバシーマーク推進センターは、自ら開設している「Pマークポータル」の機能を強化し、10月31日より、Pマーク取得事業者からの個人情報事故の報告を、従来の各指定審査機関を経由するのではなく、「Pマークポータル」で一括して行えるようにしました。

Pマークポータルとは?

Pマークポータルは、JIPDECが運営するWebサイトで、プライバシーマークを取得する事業者とJIPDECを直接つなぐコミュニケーションツールです。以前は郵送やCD-ROMで行っていた「担当者・住所変更」やロゴデータの受け渡しも、このポータル上で手続きできるようになりました。JIPDECは、これにより事務処理の効率化を目指しています。

個人情報事故報告がPマークポータル上で可能に

Pマーク制度では、万が一個人情報の事故が発生した場合、JIPDECまたは審査機関への報告が義務付けられています。指定審査機関から審査を受けている場合には、審査機関に報告すればJIPDECにも共有してもらえることになっていました。(JIPDECから審査を受けている場合には、JIPDEC=審査機関となりますので、下記そのように解釈してご理解ください)

これが今回のシステム機能強化により、JIPDECが開設した「Pマークポータル」にオンラインで入力するだけで、JIPDECと審査機関への報告が自動的に完了することになります。

報告された内容はPマークポータル上で一括管理され、審査機関にも共有されるようです。そして審査機関で「措置」が決定したら、その文書もPマークポータル上で受け取ることができるとのことです。

一時保存、コピーなど、便利に使えそうです

事故報告システムは、個人情報保護委員会(PPC)が用意したシステムと同じような感覚で使えそうです。一時保存や過去の事故報告をコピーして再利用することもできるようです。

Pマーク制度としては、名刺一枚の紛失や、一通の間違いメールだけでも、個人情報が漏えいや紛失した場合には事故報告が必要となっています。ですから、事故報告の手続きが便利になることは歓迎したいと思います。

Pマークポータル
https://privacymark.jp/member_site

この内容が皆さんにとって何かの参考になればと思います。

また、何か情報が入りましたら、皆様にシェアいたしますね。

プライバシーザムライ
中 康二

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