弊社クライアントの水ing AM株式会社様が、
プライバシーマーク(Pマーク)を取得されました。
弊社のプライバシーマーク取得サポートをご利用いただきました。
(担当コンサルタント:漆原史子)
同社 アセットマネジメント営業部 部長・川俣様、MS企画部・草薙様、
水ing株式会社 MS企画部 部長・坂下様からいただいたコメント:(所属肩書は取材時)
水ing AM様の仕事内容を教えてください。
公共水インフラ施設(浄水場や下水処理場など)の維持管理業務を請け負っています。
インフラ施設の運営だけでなく、水道料金の徴収、コールセンター、警備など、
幅広い業務を担当しており、自治体に加えて、民間企業からもお仕事を受託しています。
およそ300ヶ所の施設を常駐管理しており、
管理拠点は17ヶ所、社員数は約3,000名です。
なぜPマークを取得しようと考えたのでしょうか?
弊社では、水道利用者の情報をはじめ、たくさんの個人情報を取り扱います。
以前から、体制を整え、PマークかISO27001(ISMS)認証を
取得しようと考えておりました。
最近の入札では、Pマーク認証を受けていることが参加要件になったり、
技術提案書の評価にも使われることが多くなったりしておりますので、
取得することを決めました。
コンサル会社をどのようにして選びましたか?
また、弊社をお選びいただいた決め手は何ですか?
御社の無料セミナーに参加して、社長の中さんの話を聞き、
その内容に共感したからです。
どのような社内体制で取り組みましたか?
私たち3名がメインとなり取り組みましたが、個人情報台帳、リスク評価表の作成に関しては、
全国17ヶ所の管理拠点にいる担当者に協力してもらって作成しました。
内部監査は全ての施設で行う必要がありましたので、それぞれの現場の所長に協力してもらい、
クロス監査(隣同士の拠点でお互いに監査をすること)を行いました。
弊社はISO9001/14001認証も取得済みで、担当セクションや、
監査の経験もありましたので、スピーディーに対応できたと思います。
今回を機会に情報セキュリティ対策で強化したポイントを教えてください。
ノートパソコン用のワイヤーロックを購入したり、パソコンの持ち出し許可を
必須としたりするようになりました。
また、入退室の記録も取るようになりました。
以前から個人情報に関する現場の意識は高かったと思いますが、
取得によって本部の意識もより高まったと思います。
最も苦労したことは何でしたか?
約3,000人の社員ひとりひとりから、個人情報の取扱に関する同意書と誓約書、
また教育記録を集めて、社員名簿と照合して整理したことです。
今年度からは、教育に御社のE-learningを導入させていただくことになりましたので、
業務改善につながると期待しています。
審査を受けての印象を教えてください。
2名の審査員が来られて、いろいろ教えてくださいましたので、
終わってみると全体的にスムーズにいった印象があります。
ただ、気軽に受けるようにと言われていたものの、現地審査は緊張しましたね。
漆原のコンサルティングにはご満足いただけましたか?
はい、大変満足しております。
業務のフローチャートを見て、リスク評価表の原案を作成していただきました。
また、打ち合わせのスケジュールに関しても、弊社の要望を聞いていただき、
大変助かりました。説明も分かりやすかったです。
Pマークを取得して良かったことは何ですか?
ホームページや名刺にPマークを記載できることです。
取引先にもアピールしていこうと思います。
また、個人情報台帳を整理してみると、当初想定していた以上に、
社内で多くの個人情報を扱っていることが分かり、
Pマーク取得に取り組んだ甲斐があったと思いました。
さらに、個人情報保護に関して理解が深まり、仕事がしやすくなったことです。
これからPマーク取得に取り組む方に何か一言。
まず体制を整えることが重要だと思います。(坂下様)
中社長がおっしゃるように、組織で本気で取り組まないといけませんね(笑) (草薙様)
Pマークを取得するということは、CSR(企業の社会的責任)に注力するということになり、
ISOとはまた違った切り口でアピ―ルできるものだと思います。(川俣様)